ウォーターサーバー

蛇口がついたBIBをセットするだけのシンプルなウォーターサーバー!

ウォーターサーバー機器本体を斜め方向から見たところ

冷水専用のウォーターサーバー

蛇口がついたBIB(バッグインボックス)という水のバッグを直接冷却装置で冷やす構造の為、貯水タンクがありません。水のバッグが入った箱を本体に載せて蛇口をセットするだけの簡単な構造です。

衛生的なBIBの特徴

  • 1. 水が減るとバッグがしぼむため空気が逆流せず、バッグ内に雑菌が入ることを防いでいます。
  • 2. 水を飲み終えて新しいバッグと交換するたびに蛇口が新品になるため衛生的です。
  • 3. 水のバッグ自体を冷却しているので、開封後であっても水の品質は衛生状態が保たれます。
バッグインボックスとは?

バッグインボックスの構造

外装の段ボールは、2重構造で頑丈な「Wライナー※」なので耐久性に優れています。又、水の容器は耐水性を高める為に、ポリエチレンフィルムが2重になっています。

※Wライナー

通常の段ボールはライナー2枚、中芯1枚の3枚で構成されていますが、Wライナーではライナー3枚、中芯を2枚とすることで強度を高めています。

水の容器

水の容器は、材質が柔らかいポリエチレンのバックを使用しています。そのため容器内の水が出るとともに容器自体がしぼむため、空気を容器内に取り込みません。だから中のお水が長期間鮮度が保たれます。

又、ウォーターサーバー用のポリエチレンのバッグ自体にコック付きの蛇口がついていますが、飲み終えて新しいバッグと交換するたび、毎回新品の蛇口になるので衛生的です。

バッグインボックスに設けられた蛇口の拡大写真
ウォーターサーバー本体に水のバッグが入った箱を設置する様子

給湯機能を省いた訳

冷却と保温ができるウォーターサーバーは、水を貯めるタンクやパイプ部分で雑菌が繁殖しやすいため、定期的なメンテナンスが不可欠です。お手入れを怠るとすぐにヌルヌルに!

安全な水を安心して飲んでもらうために、敢えて給湯機能を省きました。お湯が出なくても、安全と安心が最優先とお考えの方は是非、日田天領水のウォーターサーバーを使ってみてはいかがでしょうか。

ウォーターサーバーの設置について

ウォーターサーバーの設置イメージ

安全にお使いいただくために、設置の前に必ず添付されている取扱説明書をお読みください。

取扱説明書(PDF:6.58MB)ダウンロード

取扱説明書の内容

この「取扱説明書」は設置前に必ずお読みになり、後で読み返せるように大切に保管してください。

※製品改良の為、予告なく仕様・外観等を変更する場合があります。

1. 安全上の注意事項

設置・ご使用になる前に、この注意事項をよくお読みになり、正しく使用してください。
ここでは誤った取扱いをした時に起こりうる死亡や重傷の重大事故につながる可能性がある内容を示しています。
これらの警告・注意事項は、安全上重要な内容ですので必ずお守りください。取扱説明書は必ず保管してください。

警告
誤った取扱いをした時に死亡や重症につながる可能性が大きいもの
注意
誤った取扱いをした時に人が障害を負う可能性が大きいもの

■ 設置上の注意事項

警告 水平で丈夫な所に設置してください。床面が安定していないと転倒、落下による事故やけが、感電、火災、やけどなどの恐れがあります。
電源は単相100Vで定格10A以上の専用コンセントを使用してください。延長コードの使用やタコ足配線は火災の恐れがあります。
電源コードを傷つけたり、引っ張ったり、ねじったり、重いものを載せたり、加工、加熱したりしないでください。火災、感電の恐れがあります。
アース工事は安全のため必ず行って下さい。アースが不完全ですと故障や漏電の時、感電、火災の恐れがあります。
設置場所によっては、感電防止のため漏電ブレーカーの取付けが必要です。漏電ブレーカーは、専門業者に依頼してください。
注意 屋外や湿気の多い場所、換気の悪い場所、周囲温度が氷点下になる所、直射日光が当たる場所や発熱物のそばには設置しないでください。ディスペンサーの寿命を短くし、安全を損なう恐れがあります。また水質劣化の恐れがあります。
電源プラグにホコリが付着していないか確認し、コンセントにプラグの根元まで確実に差し込んでください。ホコリが付着したり、接続が不完全な場所は感電、火災の恐れがあります。
可燃性ガスの漏れる恐れがある場所や、シンナー等の揮発性の高い溶剤等を近くで使用しないでください。爆発や火災の恐れがあります。

■ 使用上の注意事項

警告 電源プラグに濡れた手で触れたり、電源コードを持って引き抜かないでください。感電したり断線やショートによる火災の恐れがあります。
背面の放熱部から棒や指を入れないでください。感電の恐れがあります。
修理技術者以外は絶対に分解したり修理を行わないでください。不備があると感電の恐れがあります。不当な改造や修理による故障、事故については保障致しかねます。
焦げ臭い等の異常がある場合は、すぐに運転を停止し、電気プラグを抜いて、販売店、取扱店又はサービス窓口に連絡してください。異常のまま運転を続けていると故障や感電、火災の恐れがあります。
注意 このディスペンサーはB.I.B専用ですので、それ以外には使用しないでください。他の水や液体をB.I.Bに入れて使用したり、他の水や液体の入ったB.I.Bを装填して使用することは絶対にしないでください。
電源プラグは抜いたままにしないでください。抜いたまま放置しますと水質が変化し不快な臭い・味の原因となります。
B.I.Bの出入口付近は、清潔に保って使用してください。
ディスペンサーの背面は、10cm以上空けてください。また、ホコリや汚れがたまらないよう、定期的にクリーニングしてください。火災や故障の原因となる恐れがあります。

2. 冷却機構について

冷却機構について説明している図

■ 美味しくお召し上がりいただくために(ご使用前に必ずお読みください)

未開封品の保管上のご注意
保管場所 室内又は室内に準じる場所で保管して下さい
保管温度 高温・凍結を避け、室温で保管して下さい
品質保持期間 賞味期限は容器側面に記載してあります

下記に示すような誤った場所に保管すると製品落下・破損などによる重大な事故の発生や品質の低下が起こる恐れがあります。

  • 不安定な場所
  • 発火物の近く
  • 小さなお子様の手の届く所
  • 暖房機の近く
  • 直射日光の当たる所
  • 灯油や味噌等の臭いの強いものの近く
  • 湿度の高い所
  • 箱が濡れるような所
  • 水に濡れては困る書類や家財の近く等
開栓時・開栓後の取り扱い上のご注意

誤った取り扱いを行いますと、製品の衛生状態が保持できない恐れがあります。

  • 正しく設置するまで、注出口のコックを回さないで下さい。ダンボールのクズや空気中の雑菌等が容器内に入り、製品の衛生状態が保てなくなる恐れがあります。
  • 賞味期限は開封後はおおよそ2週間以内を目安にお飲み下さい。ただし、開封後2週間以内であっても、容器内の水が少なくなった場合はお早めにお飲み下さい。
  • 注出口付近は静電気等の影響でダンボールカスやホコリが吸い寄せられたり、水を好む虫などが寄ってきたりして、水と一緒に注がれる恐れがありますので、ご使用の前には注出口付近が衛生的に保たれているかをご確認下さい。少量の捨て水を行うと、これらの異物は取り除けます。
製品特性上のご注意

製品が入っている袋はポリエチレン製容器の中でも、特に臭いの少ないものに充填していますが、稀に容器の臭いを感じる場合や加温や冷却、冷凍により風味が変わったように感じたり、白い結晶や綿状の浮遊物が発生する場合があります。これは天然のミネラル成分です。
また、製品がお客様のお手元に届いた時に、水温が高くなっている場合がありますが、これは製造工程時の余熱です。品質に問題はありません。

製品上の不備発生時

製品は厳しい品質検査を行った上で出荷していますが、万が一水漏れ・破損・お客様が正しい取扱いを行った上で発生した不備等がありました場合につきましては無償で交換いたします。なお、交換品がお手元に到着するまでに数日かかる場合があることをご了承願います。その他のお問い合わせがある場合には弊社お客様相談室へご連絡下さい。

3. 設置方法

平らで安定した場所に壁から10cm以上離して設置してください。

サーバーと壁との間隔が10cmあいている状態をあらわす図

電源プラグをコンセントに差し込み、冷却スイッチを「ON」にします。

※たこ足配線は発熱し火災の恐れがありますので、単独でコンセントに繋いでください。

たこ足配線になっている状態のコンセントのイメージ

■ B.I.Bコックを開いて冷水を出してください。

※湿度が高い場合、結露する事があります。

■ 冷却能力(水温・室温ともに24℃において)

5℃ ~15℃の冷水を供給できる能力

ディスペンサー運転後 約45分で300cc以上
ディスペンサー運転後 約8時間で10リットル

※水温・室温により冷却の時間がかかる場合があります。

※冷水使用量の多い場合は夕方や夜にBIBをセットしておくと朝には10リットルの水が冷却されています。

新しい10リットルの設置方法をあらわした図

4. お手入れ方法

■ 外装等のお手入れ

柔らかい布に中性洗剤を含ませ拭いてください。

■ ドリップトレー

手前に引き出して中性洗剤で洗ってください。

※冷却器で発生する結露水もドリップトレー内に溜まります。

■ フィルター

上に引き上げ外してください。ホコリが付着すると冷却能力が低下します。掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いをして下さい。(6ヶ月に1回程度)

5. 修理とアフターサービス

■ 本装置には代替フロン(HFC)が使われています。廃棄される場合はフロン類の回収が必要です。回収にかかる費用は、お客様のご負担となります。

■ フロン類の回収業者はお住いの地域の市役所等にお問い合わせください。

故障の際は電源プラグを抜いて、販売店、取扱店又はサービス窓口に連絡してください。

修理を依頼される時は、次の事項をお知らせください。
(1)お名前・ご住所・電話番号
(2)故障の症状をできるだけ詳しく

設置の際の注意事項

  1. 本体の背面と側面は放熱ができるように、10cm以上あけてください。
  2. 異音や振動の原因になりますので、水平で安定した場所に設置してください。
  3. AC100V以外の電源は使用しないでください。
  4. 定格10A以上100Vのコンセントに単独で繋いでお使いください。
    発熱して火災になるおそれがありますので、たこ足配線はしないでください。
  5. 漏電事故防止のため必ずアースを行ってください。アースが不完全ですと漏電した際、感電や火災の恐れがあります。

本体の設置

本体を設置したら電源プラグをコンセントに差し込み、本体裏面にある電源スイッチを「入」にします。(図の赤丸で囲った部分)

ウォーターサーバーの背面にある電源スイッチ近辺の図

BIB(バッグインボックス)のセット

BIB(バッグインボックス)と呼んでいる水のバッグをセットします。

ビニール外装を外した状態のウォーターサーバー用日田天領水10リットルケースの斜め上から見ている

BIBを包んでいるビニール包装を取り除いて、箱の側面に赤色で記載の「運送・保管時の矢印」が上を向くように置いてください。

外装箱の上面の注出口部分を指で切り取り正面に向けている

上の面の注出口部分を切り取ってください。
※ミシン目が入っていますので手で簡単に切り取れます。

外装箱の底面の冷却器が接触する部分を円状に切り取る様子

側面は冷却器との接触部になります。円状に切り取ってください。(画像では側面ですが、サーバー本体にセットするときは底面になります)

カッターを使って切り取ろうとしている手に、大きな赤い×マークを描いている

外装箱の切り取り部は手で切り取れるようにミシン目を設けてあります。
カッターなど先のとがった物で開けると、箱の中のお水のバッグが破れて水漏れの原因となります。

ウォーターサーバー本体の冷却器に接触するようにケースをセットしているところ

冷却器と接する部分を下にして、ウォーターサーバー本体上面の丸い銀色の冷却器にはまるようにセットします。

抽出口を本体の溝にはめているところ

箱から注水コックを出して、根元のくぼみをウォーターサーバー本体の溝にはめ、最下部までおろします。

抽出口付近の様子

注水コックが下を向いていなければ、手で回せますので下へ向けてください。

コックを右へ回し抽出口から水を出しているところ

青いカバーをかぶせて完成です。コックを右へ回すと水がでます。
注水コックにダンボールのくず等がついている場合があります。ついていた場合は少量の水を出して取り除いてください。

コックを左方向へまわすことがわかるように、赤い円状の矢印の画像を左方向に向けているところ

水を止める時はコックを左へ止まるまで戻してください。

ミシン目に沿って切り抜く際にカッター等を使用すると、中のバッグに傷が付き水が漏れる恐れがあります。

ご使用の前に少量の水を出して、水の抽出口を洗浄してください。

日田天領水ウォーターサーバー用10㍑ケースをご使用下さい。

容器内の水が少なくなってきたら、ケース後方を少し持ち上げていただきますと出易くなります。

本体正面ランプについて

ウォーターサーバー本体の右側に、オレンジ色と緑色のランプがありますが、機器の運転状態をランプの色や点灯・点滅であらわしています。

ウォーターサーバー本体正面ランプ

電源OFFの状態

ウォーターサーバーの電源が入っていない時は、両ランプとも消灯しています。

オレンジランプ消灯

グリーンランプ消灯

両色とも消灯しているランプ

電源をONにした時

バッグインボックスを設置していない状態で電源を入れると、オレンジとグリーンのランプが同時点滅します。

オレンジランプ点滅

グリーンランプ点滅

両色が同時に点滅して電源がオンになった事を知らせるランプ

冷却機の運転待機中

バッグインボックスを設置するとオレンジとグリーンのランプが点灯します。

オレンジランプ点灯

グリーンランプ点灯

両色とも点灯し冷却機の運転待機中を知らせるランプ

冷却機の運転中

5分ほどしたら、グリーンのランプのみが消灯し冷却を始めます。
※設置している部屋の温度等の影響で、運転が始まるまで5分以上掛かる場合があります

オレンジランプ点灯

グリーンランプ消灯

オレンジ色のランプのみ点灯し冷却機が作動中であることを知らせるランプ

故障(交互に点滅)

オレンジとグリーンのランプが交互に点滅している場合はサーバー本体の故障です。

オレンジランプ点滅

グリーンランプ点滅

両色が交互に点滅しサーバーの故障を知らせるランプ

冷却が始まらない場合

BIB(バッグインボックス)を載せたのに、オレンジとグリーンのランプが点滅したままで冷却が始まらない場合は、BIBが正しく設置できていない可能性があります。

サーバー本体の冷却器部分の上部にあるBIBスイッチの拡大図

BIBスイッチを直接手で押してオレンジとグリーンのランプが点灯するか確認してください。

点灯する場合は機器の故障ではなく、箱が歪んでいる等の原因でBIBスイッチを押せていない場合がございます。

バッグインボックスをセットしたら外箱を上から手で押下げることで、スイッチが入り冷却が始まる場合があります。

機器スペック

名称
ミネラルウォーター冷却装置
型式名
WBC-107
適用製品
日田天領水ウォーターサーバー専用10Lバッグインボックス
冷却装置
コンプレッサー冷却方式、冷媒R-134a
冷却能力
45分/10±5℃で300cc以上、
8時間以内/10±5℃で10L、温度条件/周温24℃、品温24℃
規格
寸法/幅319×奥行420×高さ571mm
重量
約15㎏(ボックス装着時/25㎏)
電源
AC100V(50/60Hz)
外装材質
ABS樹脂
機能
節電機能、セット確認ランプ
電源コード長
1.8m

ウォーターサーバー各部の名称と本体のサイズ

ウォーターサーバー各部の名称と寸法

メンテナンスについて

日田天領水ウォーターサーバーは、日常の簡単なお手入れだけで十分に衛生状態を保ちながらご利用いただけます。

蛇口がついたお水のバッグ自体を直接冷やす構造のため、貯水タンクや水の通り道となるパイプがありません。だから本格的なメンテナンスは必要ありません。

普段の簡単なお手入れ その3

  1. 注水コック付近は、汚れたらサッとひと拭き
  2. ドリップトレーはこぼれた水などが溢れないように
  3. 本体裏面のフィルターはほこりがたまらないように

注水コック付近のお手入れ

サーバー本体に付いた水を柔らかな布で拭いているところ

注水コック付近は水が跳ねやすいので、その都度、柔らかい布等で拭きとってください。市販のアルコール除菌ウェットティッシュ等は手軽に使えます。

ドリップトレーのお手入れ

ドリップトレー(水受け)には、結露した水やこぼれた水が溜まります。トレーから溢れる前に、本体からはずして水を捨ててください。汚れが気になる場合は中性洗剤等で洗ってください。

受け皿と網に分離したドリップトレーのようす

ドリップトレーは手前に引いて外してください。

受け皿から網を外した状態のドリップトレー

受け皿から網を取り外せます。

フィルターのお手入れ

本体内部を冷却するための空気の取り込み口にあるフィルターには、日が経つにつれほこりが付着します。フィルターに付着したほこりが原因で、本体内部への空気の流入が阻害されると冷却能力が低下します。定期的にほこりを取り除いてください。

サーバー裏面のフィルターを上にずらして外そうとしている様子

フィルターは上にずらすようにして外してください。

フィルターについたほこりを掃除機で取り除いている様子

掃除機でほこりを取り除いてください。汚れがひどい場合は、中性洗剤等で洗った後、良く乾かしてから本体に取り付けてください。