ミネラルウォーター類は、食品衛生法で「水のみを原料とする清涼飲料水」と定義されています。
品質表示の適正化を図ることを目的として制定された、農林水産省「ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン」に、ミネラルウォーターとは地下水等のうち、カルシウム、マグネシウム等(硬度)及び pH値を除き、水道法第4条に適合する飲用に適した水(炭酸飲料を除く)を容器に詰めたものとされ、下記に示す4つの品名に分類されています。
農林水産省ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン(PDF:248KB)
(平成2年3月30日 制定 食品流通局長通達 2食流第1071号 平成7年7月17日 改正 食品流通局長通達 7食流第398号)
雨はやがて地面に浸透し、長い年月をかけて幾重にも重なる地層を移動したり滞留する際に、土壌や岩盤がもつ多種多様なミネラルが溶け込みます。
ミネラルウォーターに含まれる主な成分は、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムです。タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンと並ぶ五大栄養素の1つでもあります。
採水地の土壌や岩盤の違いが、ミネラルウォーターに含まれるミネラル成分の違いとなってあらわれます。多様なミネラルウォーターのそれぞれの味の違いは、ミネラル成分の違いによるとも考えられます。
水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量の違いによって「硬度」の高低をあらわし、カルシウムとマグネシウムの含有率が大きいものは「硬水」、逆に小さいものは「軟水」に分類されます。
大自然が生み出したこれらの地下水などがミネラルウォーターの原水であり、これらを汲み上げ容器に詰めたものがミネラルウォーターです。
次はミネラルウォーターのミネラルについてもっと詳しく見てみましょう。
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